若き炭師の言葉に感動
「笑顔と感謝が最高の仕事力になる」
「職人の”こだわり”なんてない。
ものづくりの先に必ず人がつながっていること、
商品を使ってくれるお客さんが笑顔になることが
最高の喜び」
茶の湯にとっても炭は大切なものです。
美味しいお茶は”茶と湯”の調和が大切です。
茶にあったほどよい湯でたてたお茶はとても美味しいのです。
茶人は湯の沸き加減に心を配ります。
湯の加減の事を
「湯相」(ゆあい)といい
湯相をよくするために
「火相」(ひあい)といい炭加減が大切なのです。
お茶での炭は
道具炭と呼ばれ、
クヌギの木を焼いたかたい炭を使います。
長野県の松本の山中、炭窯に木をくべる作業に黙々と打ち込む炭焼き職人の
生き方に憧れ23歳で「炭師」として独立した。
信州の炭焼き職人伊沢衛氏に師事「白炭」つくりを学び、
受け継がれて来た職人技と心意気、何に対しても謙虚な生き方、
仕事への「誇り」「技術のうまい下手ではなく、どんな思いで仕事に向き合って
いるか、お客さんは見ている。」
どのような組織の仕事に於いても、顧客に対する態度は伝わります。
これから仕事をしていく上で大切にしたい教訓です。
誇りと職人技で焼かれた炭で一服の茶をたて、客をもてなす心
若き「炭師」の思いを大事にしていきたいものです。
今では原氏の「信濃白炭」は安価な木炭とは違う独自の商品価値を顧客に届けているとの事です。
(一部炭師原伸介氏の言葉を引用しています。)
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